星の形のオクラ「ダビデの星」

こんにちは
「梅乃屋」の女将の佐伯でございます。

私には、ひとつのこだわりがあります。

それは「旬の野菜を、一番輝くかたちで
お客様に届けたい」という想いです。


温泉旅館で過ごす時間は、
日常から離れて

心と体をゆっくり癒す
大切なひととき


その食卓に並ぶお料理が、
お客様の心をさらに豊かに彩るようにと、

日々野菜と向き合っております。


今回は、珍しいオクラ
「ダビデの星」をご紹介いたします。

「ダビデの星」という名前を
始めて耳にされた方も多いかもしれません。

一般的な五角形の断面を持つオクラと違い、

この品種は六角形から八角形に
広がる断面をしています。


その形が、ユダヤの象徴「ダビデの星」
を思わせることから、

この名前がつけられました。

通常のオクラよりも一回り大きく
濃い緑色に力強さを感じさせます。

そして切った瞬間、現れる星のかたちは、
料理人にとってまさに”宝物”

そのまま盛り付けても
食卓を華やかにしてくれるのです。


オクラの魅力と栄養


オクラの魅力といえば、
独特の「ねばねば成分」です。

これは、水溶性食物繊維やペクチン、
ムチンなどによるもの。

整腸作用や疲労回復、美肌効果まで
期待できるといわれています。


さらに、ビタミンCやカルシウム、
カリウムなども豊富で、

夏の疲れた体をやさしく支えてくれます。


「ダビデの星」は、一般的なオクラよりも
サイズが大きいのに、皮が柔らかく

食べやすいのが特徴です。

しかも種も気にならないほど柔らかく、
さっと茹でるだけで、

鮮やかな緑と軽やかな歯ざわりを楽しめます。

前菜としての生かし方



梅乃屋の夏のお膳には、
こんな一皿をお出ししております。


「ダビデの星と狩留家(かるが)茄子の南蛮煮 大島赤ウニのせ」

口に含むと、オクラのさわやかな青さと
茄子の優しい甘みが調和し、

夏の暑い時期にぴったりの前菜です。


もう一つ、ご好評いただいているのが、

「オクラの漬物」

こちらは普通のオクラを使用していますが、
お召し上がりいただいたお客様からは、

「こんなお漬物、初めて食べました。」
「夏の時期にとても美味しいお漬物ですね。」

といった声を多くいただいております。



旅館の食事は、
単にお腹を満たすものではなく、

旅の記憶を形づくる
大切な要素だと私は考えています。


普段の生活では出会えない野菜や
食べ方に触れていただくことで、


お客様に「新しい発見」と
「心のうるおい」をお届けしたい。



それが、野菜ソムリエである
私の喜びでもあります。

投稿者プロフィール

女将のやさしいごはん梅日和